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不正出血

🌷不正出血があったときに知っておくべきこと🌷

「生理じゃないのに出血があった…」

「おりものに血が混じっているけど大丈夫かな?」

そんな経験をしたことはありませんか?

生理以外の時期に出血が見られることを**「不正出血(ふせいしゅっけつ)」**といいます。

少量であっても、原因によっては治療が必要な場合もあります。

今回は、知っておくと安心な「不正出血の原因」と「受診の目安」についてご紹介します。


🩸不正出血とは?

不正出血とは、通常の月経以外のタイミングで起こる出血のことです。

色や量はさまざまで、

・少量の茶色いおりもののような出血

・鮮やかな赤い血がポタポタと出る

・生理のようにしっかり出血する

といった症状がみられます。

量が少ない場合は気づかないこともありますが、

「いつもと違う」と感じたら、それは体からのサインかもしれません。


🔍不正出血の主な原因

① ホルモンバランスの乱れ

ストレス・睡眠不足・過度なダイエット・環境の変化などによって、

女性ホルモンのリズムが乱れると、子宮内膜が不安定になり出血が起こることがあります。

10代や20代の方では、このタイプの出血が多くみられます。

② 排卵期出血

排卵の前後(生理からおよそ2週間後)に、

ホルモンの変化で少量の出血が起こることがあります。

1〜2日で自然に止まり、心配のないことがほとんどです。

💡ピンク色や茶色のおりものが数日続く程度なら、排卵期出血の可能性があります。

③ 子宮頸管ポリープやびらん

子宮の入り口にできる小さなできもの(ポリープ)や炎症が原因で、

性交後や内診後に出血することがあります。

検査で簡単に確認でき、多くは短時間で処置が可能です。

④ 感染症(クラミジアなど)

性感染症による炎症でも出血が起こることがあります。

おりものの量やにおいが変わったり、下腹部の違和感を伴うこともあります。

放置すると炎症が広がり、不妊の原因になることもあるため早めの受診をおすすめします

⑤ 妊娠に関係する出血

妊娠初期には、着床出血といって受精卵が子宮に着く際に少量の出血が起こることがあります。

一方で、子宮外妊娠や流産のサインのこともあります。

妊娠の可能性がある方は、まず妊娠検査薬で確認し、早めに婦人科を受診しましょう。

⑥ 更年期のホルモン変化

40代以降は女性ホルモンの分泌が不安定になり、

月経周期が乱れることで不正出血が増える時期です。

この時期は子宮体がんや子宮内膜ポリープなどの病気が隠れている場合もあり、

がん検診を受けて確認することが大切です。


🚨受診の目安

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 出血が何度も繰り返す
  • 生理のように量が多い
  • 強い腹痛や下腹部の張りを伴う
  • 性交のあとに出血する
  • 妊娠の可能性がある
  • 更年期の出血が不規則に続く


🌿検査・治療

  • 超音波検査(子宮・卵巣の状態を確認)
  • 子宮頸がん検査
  • 感染症検査
  • ホルモンの血液検査

などを行い、原因を丁寧に調べます。

不正出血は、原因がわかれば安心できることがほとんどです。

気になる出血があったら、どうぞお気軽にご相談くださいね。