顕微授精(PIEZO-ICSI)
について
PIEZO法を用いた先端技術で
顕微授精を実施いたします
不妊症の診断を受けて体外受精を試みても妊娠しない場合、顕微授精を実施することをおすすめします。顕微授精では、顕微鏡下で卵子に直接精子を注入するため、精度高く受精させることができます。当院ではPIEZO法を用いた顕微授精(ICSI)を採用しており、受精時に卵子へのダメージを減少させる先端技術によって顕微授精を行います。
顕微授精をおすすめするケース
調整後精子の運動量が
規定を下回る場合
精子の運動率が50%以下、および運動精子が500万/ml以下である場合、自然妊娠や体外授精が難しいため顕微授精を推奨しています。なお、精子の事前検査は体調によって受ける影響が大きいです。検査の前は2~3日の禁欲期間を取り、体調を整えたうえでご来院いただくようご案内しています。
受精障害が予想される場合
採取した卵子と精子を用いて行われる一般的な体外受精(コンベンショナル体外受精、IVFなど)にて受精率が低い、もしくは受精しない場合、受精障害の可能性があります。受精障害が考えられるかたは、顕微授精にて解決が期待できます。
精子正常形態率が低い場合
精子は頭部、中片部、尾部から構成されており、精子の形態を顕微鏡で確認することで奇形精子の割合を見ることができます。正常な形態が少なく奇形割合が多いと受精率が低下するため、正常な精子を選択できる顕微授精がおすすめです。
顕微授精の流れ
- STEP1 卵巣刺激
- 排卵誘発剤を用いて卵巣を刺激し、卵胞数を増加させます。完全自然(無刺激法)、マイルド法(低刺激法)、高刺激法があり、身体面や経済面での負担、妊娠率などそれぞれ異なります。
- STEP2 採卵
- 卵巣刺激後は経膣超音波で卵胞を確認し、採卵針で刺して卵胞内の卵子を採取します。患者様負担が少なくなるよう、痛みに配慮した採卵を心がけております。静脈麻酔を使用するため痛みはほとんどありません。
- STEP3 受精
- 採取した精子から運動良好な個体を選別し、ガラス針を用いて精子1匹を卵子へ注入します。当院では顕微授精の際にPIEZO法を導入しており、卵子へのダメージを抑えた受精を可能とします。
- STEP4 胚培養
- 受精後の胚は1週間ほど培養されます。適切な培養設備、条件を徹底させており、管理された環境下で培養を行います。
- STEP5 胚凍結
- 受精後、分割した胚は凍結保存し、次周期により着床しやすい環境で胚移植をします。採卵時には数個の卵子を取得できることが多く、胚移植で使用しなかった残りの胚は凍結保存します。再度体外授精を行う際に採卵する必要がなくなるため、身体面・経済面で負担が少なくなります。
- STEP6 胚移植
- 胚培養後はカテーテルを用いて、胚を子宮内へ送ります。一度の移植で原則1つの胚を子宮に戻します。痛みはほぼないため、基本的に麻酔は行いません。
治療費について
料金表(自費の場合)
採卵➡媒精・培養➡凍結➡融解胚移植(高濃度ヒアルロン酸培養液)まで | 350,000円 |
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アシステッドハンチング | 33,000円 |
採卵を行い卵が採取できなかった場合 | 55,000円 |
お支払方法
当院では、下記のお支払方法が可能です。
現金
現金でのお支払い
※現金の分割払いは対応しておりません。予めご了承ください。
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クレジットカード
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※自費診療のみ分割可能
Mastercard
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